05.15
ラッピングカーを使った広告における3つの目的
ラッピングカーを宣伝媒体として利用する際には、第一に目的を決めることが大切です。それが決まってからようやく、どのような対象車両を使うのか? 予算は ?実施計画は? といった部分に踏み込めるようになります。そこで今回は、期間別にラッピングカーの目的を3つに分け、それぞれのポイントを解説していきます。
【短期的】セールスプロモーション
新商品の発売やキャンペーンなど、ラッピングカーを短期的な広告として活用するケースです。イベントカーの利用も、こちらのカテゴリーに含まれます。
セールスプロモーションを目的にする際、第一に考えるべきはなんと言っても「商品・サービスの販売促進」です。そのため、よほどのブランド力がない限りは企業名を前に出す必要はありません。とにかく、セール内容が見る人に伝わるデザイン制作と計画立案を行いましょう。
なお、期間としては長くても1年が目安です。日・週・月・3カ月・半年といった単位で計画を立てながら、時には方向転換等も行い、より効果的な施策を試していきます。
【中期的】商品・サービスの認知度拡大
既存商品・サービスをより多くの人に認知してもらうには、中期的な目線での広告施策が求められます。新しい物好きの顧客(イノベーター・アリーアダプター)だけでなく、一般大衆(アーリーマジョリティ・レイトマジョリティ)にまで利用幅を広げられるような指針を立てるようにしましょう。
また、認知度拡大にあたっては商品・サービスの詳細を伝えるというよりも、イメージ発信が重要な場合が多いと言えます。それを踏まえた広告デザインを行うことも、ひとつのポイントになるでしょう。
【恒久的長期表示】ブランディング
恒久的長期表示を目的とした広告には、CI(コーポレートアイデンティティ)戦略に基づいた施策が必須です。それが対外的な会社の顔になるほどの覚悟が求められるため、制作にも多大な時間と労力がかかるでしょう。
おおまかなポイントとしては、会社がこの先どこに向かっていくのか? どのようなインパクトを社会に与えたいのか? などを考え、上層部から担当者までがそれを正しく共有していることが大切です。場合によっては、経営理念なども改めて見直す必要があるかもしれません。
そのため、単にラッピングカーだけの施策ではなくなる可能性も十分に考えられます。しかし、ブランディングを高められるよう計画されたCI戦略は、後になって会社の大きな武器にもなるはずです。ラッピングカー運用の機会に、再検討してみるのもおすすめです。
まとめ
ラッピングカー制作の第一歩は目的を決めることにあります。今回はおおまかに期間による分類を行いましたが、実際に出るご要望というのはここまでシンプルではないケースも少なくありません。YMG1は、お客さまと一緒になって目的を考えていく会社です。それぞれのお客さまに合わせた施策をご提案いたしますので、まずは一度お気軽にご相談ください。