08.10
オーバーラミネートとは?ラッピングカーのグラフィックスを長持ちさせる施工ポイント
ラッピングカーに貼り付けるフィルムは、実は一枚ではありません。保護を目的としたオーバーラミネートが必要です。こちらでは、ラッピングカーの寿命を伸ばすためのオーバーラミネートについてご紹介します。
ラッピングカーの施工に使われる2種類のフィルム
カーラッピングを行う際には、「ベースフィルム」と「オーバーラミネート」の2種類が存在します。グラフィックスが印刷されるのがベースフィルムで、先に車両に対して貼り付けられます。オーバーラミネートはこの上から貼り付けるもので、フィルムそのものに色や柄はなく、透明な素材が使われています。
オーバーラミネートの役割とは?
それでは、なぜわざわざフィルムの上に再度透明なフィルムを貼り付けなくてはならないのでしょうか? その理由は、ベースフィルムの保護にあります。
印刷物は非常に繊細です。大気にさらされた状態のままですと、紫外線の影響による変色や劣化を引き起こす可能性があります。また、外部からの衝撃でダメージを受けてしまうかもしれません。これを防ぐために用いられるのがオーバーラミネートです。
なお、オーバーラミネートにもいくつか種類があり、ベースフィルムとマッチングの高い推奨品を使用することが求められます。組み合わせを謝ると層間はく離を引き起こすケースがあるほか、耐候性などに悪影響を及ぼします。
YMG1使用の高品質オーバーラミネート
当社では、高品質なラッピングフィルムを提供する3M社のスコッチカル™ オーバーラミネートフィルムを施工に用いています。以下で、代表的な製品について簡単にご紹介します。
IJ4116N
長期利用を想定したオーバーラミネート。3MTM スコッチカル TM グラフィックフィルムの上に貼り付けることで、紫外線によるグラフィックスの劣化を防ぐほか、物理的なダメージやインク落ちを防ぎます。また、長期で使った場合の防汚性能や、グラフィックスの美観保持にも効果的。メンテナンスのしやすさにも貢献します。
IJ4131/4132
中長期での使用を目的としたオーバーラミネート。基本的な目的や特性はiJ4116Nと同様ですが、素材自体がやや厚く重たくできており、紫外線吸収率も90%と低くなっています。
まとめ
今回ご紹介したオーバーラミネート以外にも、当社ではさまざまなオーバーラミネートの施工実績がございます。それぞれのベースフィルムの最適なオーバーラミネートを、高い技術力で確実に施工いたします。また、ご依頼内容によって適切なご提案も差し上げておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。