04.12
ラッピングカーのデザインで覚えておきたい広告のためのポイント
営業車などにカーラッピングを施し、広告として運用する場合にはデザインが重要になります。ただし、ここで言うデザインとはセンスの良さや芸術性などではありません。宣伝ツールとして扱う以上、広告デザインを意識することが大切です。そこで今回は、ラッピングカーをデザインするうえで抑えておきたいポイントを解説していきます。
ホームページとラッピングカーデザインとの違い
ラッピングカーとホームページの共通項――それは「情報を伝えるツール」であるというとこです。しかし、伝え方や伝えるべきことについては大きな違いがあります。それぞれの特徴について見てみましょう。
ホームページは説明の場
そもそも、ホームページにアクセスする人はどのような欲求を持っているのでしょうか? 「何か面白い商品やサービスはないかな?」として、闇雲にネットショッピングをする人はごく少数。ほとんどの人は、詳しい商品情報を集め、購入の判断材料を探していると言えるでしょう。
つまり、ホームページで行うべきはインパクトだけでなく、理解・納得が得られるコンテンツづくりです。正しく商品・サービスの魅力が伝われば、見込み客をしっかり取り込めるでしょう。
ラッピングカーは何よりも分かりやすさが大切
一方で、ラッピングカーは短い時間で見た人に大きなインパクトを与えられるかが重要です。ただし、広告である以上インパクトだけでは不十分となるケースも少なくありません。そこでポイントなのが「何をしているのか?」「何が得られるのか?(ベネフィット)」を適確に伝えることです。
たとえば「明日から新しい私!」のようなコピーは一見訴求力が高そうに見えますが、これでは抽象的すぎて何の広告なのか? どんなベネフィットがあるのかが分かりません。それよりも「全身脱毛 3000円から」といったテキストのほうが情報は伝わりやすいでしょう。
インパクトはデザインだけのものではありません。会社やサービスに、他社が持たない強みがあれば、それだけでも十分に人の心を惹きつけるはずです。
ブランディングか宣伝かでもデザインは変わる
会社名や商品・サービスの宣伝に効果的なラッピングカーですが、デザインをする際には目標を見失わないことが大切です。たとえば、自社の認知度をとにかく高めたいということであれば、会社のロゴを大きくラッピングするのがよいでしょう。一方、商品・サービスを宣伝したいのであれば、自社のロゴは極端に言ってなくてもいいわけです。
見込み客にとって適切な入り口を用意してあげるのはマーケティングの基本。不特定多数の人の目に触れるラッピングカーだからこそ、まずは何を知ってもらいたいのかという目的を見失わないようにしてください。
まとめ
その他にも、たとえば走行中に見られることや、さまざまな角度で訴求力を発揮しなくてはならないことなど、ラッピングカーにおけるデザインのコツは多岐にわたります。宣伝効果を最大限に発揮したいのであれば、知識や経験・ノウハウ豊富な業者に依頼をし、施行だけでなく総合的な宣伝についても相談するようにしましょう。