2018
03.14

年々拡大!ラッピングカーの市場規模

コラム

1990年代に登場したラッピングカー。技術発展等による導入ハードルの低下も手伝い、現在では世界で9億ドル規模の市場が形成されています。今回は、市場の規模と成長にフォーカスを当て、ラッピングカーの未来についても考えていきます。

年々拡大!ラッピングカーの市場規模

年々拡大!ラッピングカーの市場規模

世界におけるラッピングカーの普及

市場調査会社GRAND VIEW RESEARCHは、2014年のカーラッピング市場規模が全世界で9億900万ドルにものぼると発表しました。中でもアメリカにおける市場シェアはおおよそ4割にもなり、いかにラッピングカーが普及している国なのかが分かります。

なお、2022年までには北米におけるカーラッピング市場規模はさらに増え、2014年に比べて3倍にもなると予想がされています。こうした統計から、ラッピングカーはすでにワールドスタンダードな広告手法であると言えるでしょう。

日本・アジアの市場は?

次にアジアおよび日本におけるラッピングカーの市場規模についても見てみましょう。アジア全体の市場は1億4000万ドルです。発展をけん引しているのが日本と中国という状況が続いています。

なお、日本における市場の伸び代は非常に大きく、2012~2015年で250%倍以上の成長を遂げたと言われています。これはアメリカの成長率200%をしのぐ勢いであり、今後日本のカーラッピング市場には大きな注目が集まると予想されます。

ラッピングカー普及の背景

世界でラッピングカーが初めて登場したのが1994年。そこから、素材や印刷技術が発展し、技術者の熟練にもつながりました。特に再剥離フィルムの登場はこれまでの常識を覆したターニングポイントとも言えます。自由なデザインを手軽に施工で実現できる点が広告とマッチし、普及のきっかけになりました。加えて、フィルムや施工にかかるコストが低価格化したことも大きな要因のひとつです。

掲載料のかかるビル広告への出稿が難しかった中小企業にとって、営業車や配送車を手軽に宣伝のツールへと変えられるラッピングカーは魅力的な手法でした。宣伝効果の高さも相まって、今やスタンダードな広告として認識されています。

まとめ

年々市場規模を拡大していくラッピングカー業界。営業車や配送車にカーラッピングを施すのが当たり前の時代が、すでにそこまで迫っています。他社に乗り遅れることなく自社の独自性を創出し、高い広告効果を得るためにも、ぜひラッピングカー施策についてご検討ください。

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