12.21
配色のポイントを掴んでラッピングカーの広告効果アップ
ラッピングカーの広告の効果
ラッピングカーの広告効果を高めるためには、どのような色を使うかが大きなポイントになります。そこで今回は、デザイン・レイアウトを行う場合の配色のコツについてご紹介します。
デザイン・レイアウトの基本となる3つのカラー
まずは、デザイン・レイアウトにおける配色の、一般的なセオリーについて解説します。ポイントになるのはメイン・ベース・アクセントの3つを事前に決め、適切に配置することです。それぞれの概要についてご紹介します。
●メインカラー:企業のロゴなどで使用される色。ブランドイメージに大きく関わるため、第一に選定すべき配色と言えます。
●ベースカラー:背景など、大部分で使用される色。濃い色を使用すると、メインのロゴや文字が目立たなくなる場合が多いめ、 一般的には強調しすぎない色が使われます。
●アクセントカラー:広告内で注目度を高めたい箇所に使用する色。メインカラーと色相の離れた色を指定するのが基本です。
ラッピングカーには多面的な配色レイアウトが必要
このように、デザインにおける配色には一定の定石があるのですが、ラッピングカーにはそれに加えて多面的なレイアウトが必要となります。特に、三次元的な見せ方というのは非常に専門的なスキルが求められるでしょう。そのため、これまでデザイナーとして活躍されてきた方でも、初めての場合はレイアウトに時間がかかるかもしれません。
それぞれの色の持つ効果
色にはそれぞれ特徴や効果があります。以下で、代表的なものをピックアップしてみましょう。
●紫:見る人に高級感を感じさせる紫。上品なイメージが強く、美容室やエステサロンなどの美容系企業でよく使われています。
●青:安心感や信頼感をアピールできる青。金融機関や不動産会社といった、お客さまとの信頼関係を重視する企業によく用いられます。
●緑:リラックスした雰囲気や、健康的な印象を持つ緑。安らぎや健やかさのイメージから、健康食品等を扱う企業の広告でよく見られます。
●黄色:明るく活発なイメージで、人の興味を引きつけやすい黄色。注目度を集めたいと考える創業間近の企業などに好んで使われます。
●オレンジ:明るく優しい印象を与えるオレンジ。黄色同様、人目を引きつける効果があり、広告の中で強調したい部分がある時によく使われます。
●赤:情熱や力強さといったイメージを持つ赤。行動力を高める効果もあるため、特に売り出したい商品のポップなどで使用される傾向にあります。
ラッピングカーに適したカラー選びは?
公道を走るラッピングカーは、周りの景色に溶け込むことなく、その存在感をアピールする必要があります。そのため、具体的に使用したい色としては暖色系が挙げられます。興味喚起を第一に考えるのであれば、黄色や赤といった目立ちやすい色を選びましょう。
ただし、企業のブランディングという観点から考えると、暖色系ばかりが正解とは言えません。安心感や高級感をアピールできる青系や、安らぎや健やかさを与える緑系も効果的に利用してみてください。
まとめ
一般的な広告とラッピングカーとでは、配色の仕方に異なるノウハウが使用されます。自社でデザインをする場合は、紙やWebとは違うということを念頭に置くようにしましょう。なお、より広告効果を高めたいという場合は、デザインや広告戦略を含め一貫して対応してくれる製作・施工業者への相談がおすすめです。最適な配色についてもアドバイスをもらえるので、ぜひ依頼を検討してみてください。